GW明けは不登校が急増しがち!?GW明けに備えておくべきこと

みなさん、こんにちは。臨床心理士のさとうです。


もう少しでGWですね。今年も昨年と同様にあまり外出ができないGWとなりそうです。

感染対策をしながらどうか素敵なGWをお迎えくださいね。


さて、本日は、GW明けの不登校数の急増についてとGW明けに備えておくべきことについてお話していきたいと思います。

新年度が始まって約1ヶ月が経ちました。お子さんの様子はいかがでしょうか。


・学校に慣れなきゃ
・友達を作らなきゃ
・新しい先生に慣れなきゃ
・早くグループを作らなきゃ
・勉強や部活に追いつかなきゃ

このような思いを抱えて学校に行っていませんか?


4月は環境の変化が多い分このように意識をしていなくても大変ストレスのかかる月なのです。


ただ、4月はストレスによる症状が現れることは少ないです。

なぜなら、4月は常に「気を張っている」からです。


この気を張っている状態がずっと続くとどのようなことが起こるかと言いますと・・・


「燃え尽き症候群」が5月に押し寄せてきます。



みなさんも経験があるのではないでしょうか。


GWの休みは、気を張っていた4月をねぎらうために非常に大切な休みとなっています。


ただ、その休みでふっと気を抜きすぎてしまうと、休み明けに「学校へ行くことが嫌だ」「もうあんなに気を張りたくない」「もっと休んでいたい」といった思いが出てくることが非常に多いのです。


事実、不登校の相談件数がGW明け、夏休み明けが非常に多いのです。

ではこのGW明けに向けて備えておくべきことは?


①お子さんの4月の頑張りについてねぎらう

新しい環境で緊張もたくさんしたと思いますし、とっても努力しようと頑張ったお子さんも非常に多いと思います。

ぜひお子さんの頑張りに目を向けて「頑張ったね」「よくやっているね」などの声かけをしてください。


②お子さんの感情に焦点を当てて話を聞く

学校の話をする子の中には「事実だけ」を話す子もいます。

その時どのように感じたのか、どういった気持ちを抱いたのかなどを丁寧に聞いていくことは非常に重要です。

お子さんの中には感情をうまく説明することが苦手なお子さんもいらっしゃるので、その時は深く聞かなくても大丈夫ですが、お子さんのわずかな感情の変化にも気付けるように意識しておきましょう。


③SOSを出すことの大切さについて話す

頑張りがちなお子さんは何かあっても自分で解決しようと頑張りすぎてしまう傾向があります。「何かあったらいつでも話聞くからね」「いつでも味方だよ」「人を頼ることは恥ずかしいことではないんだよ」「親に話すことが嫌なら先生でもいいから話してみてね」

などこういったメッセージをお子さんに伝えることは非常に大切です。

SOSを出せるような環境を作っておきましょう。


④心を休ませましょう

GWは身体を休めるだけではなく、心を休めるためにも非常に大切な休みです。

家庭内で成功体験を積むことができるよう働きかけたり、不安に向けての対策を一緒に考えるなど安心して休みを過ごせるように意識してみましょう。


いかがでしたでしょうか。

GW明けにお子さんが行きしぶりを見せたり、学校への抵抗感が強い場合は一人で悩まず、専門機関に相談へ行ってくださいね^^


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