不登校になったらどこに相談へ行ったら良いの?〜まずは家庭でできること〜

みなさん、こんにちは。臨床心理士のさとうです。


本日は、不登校になったらどこへ相談へ行ったら良いのか〜まずは家庭内でできること〜についてお話ししていきたいと思います。


お子さんが「学校に行きたくない」と言ったときにとても親御さんは動揺されますよね。


まずは家庭内で解決しよう、様子をみよう、それでも学校へ行かなかったら病院やカウンセリングなどの専門機関に相談へ行こう。

と思われる親御さんは非常に多いです。


家庭内でできること

専門機関へ行く前に、家庭内でできることについてまずはお話ししたいと思います。


①お子さんの気持ちを丁寧に聞くこと

まずはお子さんがどのように感じているのか、どのようなことに悩んでいるのか、などを丁寧に聞きましょう。

お子さんのSOSとなる部分です。わずかな変化であっても見逃さず、お子さんの気持ちに耳を傾けましょう。


②気持ちを丁寧に聞いた上でしっかりと受け止める

お子さんの気持ちを聞いただけで終わってしまうと、お子さんは不安になってしまいます。勇気を出して話してくれたことをしっかりと受け止め、お子さんのありのままを肯定しましょう。


③「できない」に目を向けるのではなく「できていること」に目を向けましょう

学校へ行かなくなったお子さんを見ていると「できない」ことがとても気になるようになります。わずかな「できている」部分に目を向け「褒める」「認める」ということをしていきましょう。


④お子さんの前で夫婦喧嘩をしない

どうしたら学校へ行くことができるのか家族の中でも非常に悩まれると思います。

学校へ無理やり行かせるべきなのか、休ませた方が良いのか、意見が食い違ったり、方針も異なって夫婦間で言い合いになることもあるかと思います。

お子さんの前で夫婦間での言い合いをしてしまうと「自分が学校に行かないせいだ」とさらに自分自身を追い込んでしまいかねません。

お子さんのためにも、お子さんの前で「お子さんの悩み」を話すことはなるべく避けることをお勧めいたします。


⑤段階に合わせた働きかけをしましょう

今はまだ休みはじめたばっかりだから様子を見てみよう・・・そう思っているうちに不登校が悪化したり長期化してしまうことも。

ただ様子を見るだけではなく、お子さんの状態に合わせ、声かけを変える工夫が必要です。


いかがでしたでしょうか。

まずは家庭内を安心・安全な場所にすることが非常に重要です。


ぜひ本日から意識してみてくださいね。



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