子どもの自己肯定感を高めるためには?

みなさん、こんにちは。臨床心理士のさとうです。


天気や気温が安定しない日が続いているので体調にも変化が出やすい季節ですね。

身体をゆっくり休めながらお過ごしくださいね。


さて本日は子どもの自己肯定感を高めるためにはどうすれば良いのかについてお話していきたいと思います。


学校を行かなくなったお子さんの中には非常に自己肯定感が低くなってしまっている子が多いです。


・どうせ自分なんて・・・

・私なんて何をしてもだめだ

・あの子の方がすごい

・価値がわからない

・何も才能がない


など、他の人から見ると「そんなことないのに」「十分頑張っているのに・・・」と思われても、お子さんはそのように捉えてはいません。


現にカウンセリングにくるお子さんの中には


「周りに褒められれば褒められるほど自分が惨めに見えてくる」


「過剰に評価されると、何か裏があるように思えて警戒してしまう」


「今までできていることを大袈裟に褒められると、こんなこともできないと思われているのかとかえって自信を無くしてしまう」


など様々なことを話してくれます。


けれどもお子さんの自己肯定感がこのまま下がってしまうのを見ているのは親御さんとしてもお辛いですよね


お子さんの自己肯定感を高めるためには?

お子さんの自己肯定感を高めるためには3つの方法があります。


①お子さんの好きなことを一緒にすること
②お子さんの好きなものに共感をすること
③お子さんの大切にしているものを一緒に大切にすること


です。


まず①についてですが、例えば、お子さんが好きなゲームやスポーツなどを一緒にしてみてください。


学校へ行かなくなったお子さんはゲームに没頭しがちです。親御さんの中には「ゲーム=悪いもの」と捉えられている方も少なくないです。

せっかくお子さんが「ゲーム」に没頭しているのであれば「ゲーム」をコミュニケーションのツールに活用してみてください。

「どんなゲームをしているの?お母さんもしたいから一緒にやろうよ」

「このゲーム難しいね。こんな難しいゲームできるのすごいね」

「操作の方法がわからないから教えて欲しい」こういった声かけはお子さんにとって非常に嬉しいものです。


ゲームに限らず、スポーツやYouTubeなども同じです。

「一緒」に「何か」を「する」ことがとても大切です。


②のお子さんの好きなものに共感をすることですが、例えば、お子さんが「好き」といった「音楽」や「アーティスト」に対して「この曲すっごくいいね」「元気が出る曲だね」「かっこいい人だね」といったようにお子さんの好きなものにぜひ共感をしてみてください。


かつて、中学生の女の子がこのようなことを言いました。

「自分を褒められるよりも自分の好きなものを褒めてもらえる方が自己肯定感が高まる」


好きなものを親が共感してくれる=親が自分のことを認めてくれている

このように感じるお子さんは多いのです。



③のお子さんの大切にしているものを一緒に大切にするということですが、お子さんが大切にしている「モノ」でもいいですし考え方」や「価値観」などでも構いません。

お子さんの「思い」を親御さんも一緒にすることで「わかってもらえている」「受け入れてもらえている」といった安心感につながります。




いかがでしたでしょうか。


本日はお子さんの自己肯定感を高めるための方法についてお話しさせていただきました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。


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